
https://pixabay.com/ja/ https://prcm.jp/ 集英社「ジョジョの奇妙な冒険」荒木飛呂彦作より。このサイトで使用した画像の著作権は全て荒木飛呂彦氏に帰属する
目次
- 4部の名言であり名場面
- なぜ早人が触ればよかったのか?
- 素朴な疑問も
- まとめ
ジョジョ4部の名言 背景に「早人の覚悟」
4部の強敵・吉良吉影は、触れた物や人を爆弾に変えるスタンド・「キラークイーン」を持つ

出典:集英社「ジョジョの奇妙な冒険」荒木飛呂彦作「ダイヤモンドは砕けない」より
人や物が爆弾化してるかどうかは、吉良にしか分からない。

出典:集英社「ジョジョの奇妙な冒険」荒木飛呂彦作「ダイヤモンドは砕けない」より
そんな吉良との戦いの最中、仲間の億泰が爆弾に変えられた??

出典:集英社「ジョジョの奇妙な冒険」荒木飛呂彦作「ダイヤモンドは砕けない」より
主人公の仗助は治癒能力のスタンドを持つ。仗助は億泰に触って助けたいが、うかつに触れない。
億泰の体が爆弾化されているかもしれないからだ。
もしそうなら仗助が触った瞬間、爆破されてやられてしまう!
治癒能力を持つ仗助が死んだらもう誰も回復できないので勝ち目はないのである。。
そこで川尻早人が動く。

出典:集英社「ジョジョの奇妙な冒険」荒木飛呂彦作「ダイヤモンドは砕けない」より
①早人が身代わりとなって爆弾化された億泰に触ることで、爆発がおきる(億泰の体は無事)
↓
②バラバラになった早人を仗助が速攻 (コンマ何秒か) で治癒し、早人が復活
↓
③爆発がおきたことで億泰の爆弾化が解除され、億泰も治癒可能な状態に。
結果、みんな助かる。

出典:集英社「ジョジョの奇妙な冒険」荒木飛呂彦作「ダイヤモンドは砕けない」より
こんな流れである。
早人はスタンド使いではない一般の小学生だが、主人公の仗助が死んだら自分たちは全滅すると判断し、自ら犠牲になることを決断。
さらに仗助が自分を治癒してくれることも見越していた。
早人は冷静に戦況を見る眼と、自己犠牲の覚悟を持っていた。
スタンド使いでもないのに鉄のような覚悟を持ち、見事に戦況を変えて主人公たちを助けた。
すごすぎるぞ早人!まさにスーパー小学生!!
なぜ早人が触ればよかったのか?
キラークイーンの爆弾の性質
①起爆型タイプ

出典:集英社「ジョジョの奇妙な冒険」荒木飛呂彦作「ダイヤモンドは砕けない」より
爆弾化された人や物(画像ではドアノブ)に対象が触れたらスイッチを入れ起爆する。
②接触型タイプ

触れたら即爆発するタイプ。スイッチでの起爆が必要ない反面、物などでガードされやすい。
億泰の時は早人が触ったら即爆発したので「接触型」と思われます。
ただし、早人が触る直前に吉良が焦ってスイッチを押そうとしていたので、

接触型でもスイッチで起爆することが可能なようです。
また、爆発の仕方も
「爆弾化された物は無傷で、触っている人だけが爆発する」
例)ドアノブ、億泰
「爆弾化された物自体が爆発し、周囲にもダメージがある」
例)空気弾
と2通りあります。
一度に爆弾にしておけるのは一つだけ
複数の人や物を同時に爆弾化することはできず、一つを爆破し終わったら次の対象を爆弾に変えられる。

出典:集英社「ジョジョの奇妙な冒険」荒木飛呂彦作「ダイヤモンドは砕けない」より
早人の戦術はこんな感じ?
プランA
もし億泰が接触型爆弾になっているなら、自分が触ることで爆破が起き、爆破のダメージを引き受けることができる(億泰や仗助は無事)。仗助の治癒能力で自分も億泰も助かるだろう。
プランB
もし億泰に接触しても爆破が起きなければ、接触型ではなく起爆型ということ。吉良は次の爆弾を撃てないので、仗助へすぐに吉良を攻撃するよう助言する。吉良に起爆され億泰や早人が助からなくても、仗助が吉良を倒せればそれで良し。
結果的には
億泰はプランAの接触型爆弾にされていました。
吉良は早人が億泰に触る前に、億泰を起爆しようとしました。
吉良にとってはスタンド使いの仗助と億泰を優先して倒したいので、
早人にダメージを引き受けられては困ります。
そこで億泰だけでも確実に仕留めようと、焦って起爆しようとしたのでしょう。
しかし早人のタッチの方が早く、まんまとダメージを引き受けられてしまい、仗助と億泰を仕留めそこないました。
素朴な疑問

億泰が接触型爆弾だったなら、
そもそも早人が触らなくてよくね?
その辺にある石ころとかを億泰に投げて、
石ころとかにダメージを受けさせれば良かったんじゃね??????
現に仗助は接触型の空気弾を、石板を使ってガードしていました。

出典:集英社「ジョジョの奇妙な冒険」荒木飛呂彦作「ダイヤモンドは砕けない」より
もっともこれは空気弾の話なので、
人が爆弾になってた時は別なのかもしれませんが…
それに石ころで爆破を回避しても面白くない。早人が触る展開の方がドラマチックですね!
まとめ
- 早人は鉄のような確固たる覚悟を持っており、その行動は全てにおいて的確だった。
- 「ぼくが触ればいいんだッ!」の背景には、早人と吉良の駆け引きがあった。早人は駆け引きに勝ち、億泰と仗助の命を救った。
- キラークイーンの爆弾を見分けるには、触ってみるか物でガード等してみる必要がある(触る場合は仗助のようなヒーラーがいないと死ぬ)。
- 早人が直接億泰に触る展開の方が、石ころ等で爆破をガードするよりドラマチックである。
おしまい!